◆インビザラインの平均的な治療期間とは?
インビザライン矯正の平均的な治療期間は、矯正をする範囲や抜歯の有無などによって異なります。
・部分矯正 1年未満
・全体矯正 2年〜2年半
インビザライン矯正では、微妙に形の違うマウスピースを何枚か交換しながら歯並びを整えてきます。
1枚のマウスピースで動かせる歯の距離は大きくても0.25mm、1ヶ月かけても1mmほどです。
そのため、全体矯正でも2年以上という長い期間が必要なのです。
全体矯正では、大きな移動は1年半ほど、その後の数ヶ月間は細かい調整を行っていきます。
部分矯正は数ヶ月〜1年ほどで完了しますが、部分矯正で歯を整えられるケースはそれほど多くありません。
実際には、かなりのケースで全体矯正が必要となることを覚えておきましょう。
◆インビザライン矯正で治療期間が短くなる方法はあるのか?
長い治療期間が必要となるインビザライン矯正。
「そんなに長い期間耐えられない」「もっと短期間で矯正したい」という人も少なくありません。
そんな時は、以下の方法を検討してみると良いでしょう。
【部分矯正】
全体矯正では、2年以上という長い期間が必要となります。
少しでも治療期間を短くしたいなら、部分矯正の可能性を探ってみるのがおすすめです。
部分矯正は、以下のようなケースで対応できます。
・軽度の八重歯
・軽度の出っ歯
・軽度の前歯のねじれ
・前歯部分の咬み合わせ
上記のような症例の場合、部分矯正で済む可能性があります。
まずは、担当の歯科医師に相談してみると良いでしょう。
【組み合わせ治療】
組み合わせ治療とは、インビザラインと他の矯正治療を組み合わせて行うことです。
例えば、歯をより早く動かせるワイヤー矯正を初期段階で行いその後インビザラインで細かい調整をする、といったようにそれぞれの持ち味を活かして治療期間を短くするのです。
症例によっては、ワイヤー矯正とインビザラインを同時に行うこともできます。
【iTero(口腔内スキャナ)】
お口の中をデジタルスキャニングできる「iTero(口腔内スキャナ)」を使うことで、従来の型取りにかかるような時間を短縮できます。
従来のやり方で型取りをしている歯科医院に比べると、iTeroを導入している医院の方が治療期間が短くなるでしょう。
「少しでも期間を短くしたい」と考えているなら、iTeroを導入している医院を選ぶことをおすすめします。
◆治療期間が伸びてしまうのはどんな時か?
インビザライン矯正では、当初の予定よりも治療期間が伸びてしまうこともあります。
理由は以下の通りです。
・マウスピースの装着時間が足りていない
歯を動かすのに必要な装着時間は、1日20時間以上です。
これよりも装着時間が短いと、予定通り歯が動かないことがあります。
・口内トラブル
虫歯や歯周病などお口のトラブルを併発してしまうと、そちらの治療を優先することがあります。
食事の後の歯磨きはもちろん、フロスや歯間ブラシでもお手入れするなど、お口の中を清潔に保つことが大切です。
・噛み合わせの不具合
マウスピースの影響で奥歯が沈み込んでしまい、うまく噛み合わなくなることがあります。
・納得のいく仕上がりにならなかった
インビザラインは、治療前に歯の動きをシミュレーションして、理想の歯並びを確認できるのが大きな特徴です。
ですが、失敗することが全くないわけではなく、治療後に噛み合わせの違和感や前歯の突出感などが出現する場合もあります。
こういった場合には追加でマウスピースを作成して修正を行うため、予定よりも治療期間が長くなってしまいます。
◆白金でマウスピース矯正をお考えなら白金高輪デンタルクリニックへ
インビザラインの治療期間について詳しく解説しました。
順調に進んだとしても長い治療期間が必要なインビザライン矯正。
できるだけ治療期間が伸びることのないよう、違和感があれば歯科医院を受診するのがおすすめです。
白金でマウスピース矯正をお考えなら白金高輪デンタルクリニックへご相談ください。