インビザラインで治療不可能な症例とは?
◆インビザライン矯正で治せない症例にはどんなものがある?
見た目も自然で手軽なインビザライン矯正ですが、治療が難しい症例もあります。
・重度の叢生
歯と歯が過度に重なり合う重度の叢生の場合は、歯を大きく動かす必要があるためインプラントでの治療が難しい場合があります。
・重度の出っ歯
重度の出っ歯では顎の外科的手術が必要になることが多く、インプラントでは適応が難しくなります。
・重度の受け口
出っ歯と同様、重度の受け口の場合も顎の外科的手術が必要です。
・重度の歯周病を患っている
歯周病が重症化すると、歯を支えるための骨が溶けてしまう場合があります。
無理に矯正を進めてしまうと歯が抜けてしまうリスクもあるため、インプラントだけではなく矯正治療全般が行えません。
・インプラントがある
矯正治療では歯根膜の働きによって歯を動かしていきますが、インプラントの場合そもそも歯根膜がないため、治療が難しいです。
・歯が埋状している
埋伏とは、歯が完全に出ていない状態のことです。
表に出ている歯の長さが足りないため、マウスピースを使うインビザラインでの治療が困難となります。
◆インビザライン矯正が向いていない人はどんな人か?
インビザライン矯正は、以下のような人には向いていません。
・マウスピースを管理できない
インビザライン矯正中は、自分でマウスピースを管理することになります。
交換のタイミングや定期的な洗浄などが難しい場合は、避けた方がよいでしょう。
・マウスピースを決まった時間装着できない
インビザラインの治療効果を得るには、1日22時間以上マウスピースを装着する必要があります。
22時間の装着ができない場合には、十分な効果が得られないためおすすめできません。
・定期的な通院ができない
インビザライン矯正中には、定期的に通院して新しいマウスピースをもらったり、お口の中の状態を診てもらったりします。
定期的な通院ができない場合、マウスピースを新しくすることができず治療が難しいです。
◆インビザライン矯正で対応できない場合はどうするのか?
インビザライン矯正で対応できない場合には、ワイヤー矯正を選択することが多いです。
ワイヤー矯正とは、歯の表面に付けた装置にワイヤーを通して行う矯正治療です。
【ワイヤー矯正のメリット】
・症例実績が多い
・歯を大きく動かせるので幅広い症例に対応可能
・インビザラインに比べて費用が安い
・取り外す必要がなく管理しやすい
【ワイヤー矯正のデメリット】
・矯正装置が目立ちやすい
・歯磨きなどのケアがしにくい
・インビザラインに比べて痛みや違和感が強い
ワイヤー矯正の他にも、「裏側矯正」や「インビザラインとワイヤー矯正の併用」などの方法があります。
それぞれメリット・デメリットが異なるため、自分にどの方法が最もよいのか歯科医院で相談するのがおすすめです。
◆白金でマウスピース矯正をお考えなら白金高輪デンタルクリニックへ
インビザラインで治療不可能な症例について詳しくご紹介しました。
インビザラインは審美性に優れた矯正治療ですが、適応できない症例もあります。
一人ひとり歯並びや歯の状態は違うため、まずは歯科医院で相談して自分に最適な矯正治療を選ぶことが大切です。
白金でマウスピース矯正をお考えなら白金高輪デンタルクリニックへご相談ください。